特集 内科医が知っておきたい摂食・嚥下障害-嚥下障害をきたす疾患背景とさまざまな対応・治療法
嚥下障害の疫学と学会指針「嚥下障害ガイドライン2018年版」のポイント
木村 百合香
1
1東京都立荏原病院 耳鼻咽喉科
キーワード:
嚥下
,
嚥下障害
,
消化管内視鏡法
,
病歴聴取
,
アルゴリズム
,
診療ガイドライン
,
口腔ケア
,
保存的療法
,
嚥下訓練
Keyword:
Deglutition
,
Deglutition Disorders
,
Algorithms
,
Medical History Taking
,
Endoscopy, Gastrointestinal
,
Practice Guidelines as Topic
,
Conservative Treatment
pp.954-962
発行日 2022年7月1日
Published Date 2022/7/1
DOI https://doi.org/10.50936/J01778.2022260034
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一般外来を担当する医療従事者が嚥下障害患者の経過観察や嚥下指導ができるよう、標記ガイドラインが作成された。2012年版までは嚥下機能の客観的な評価や対応の選択が中心であったが、2018年版ではその後の経過観察の方法や治療法、栄養管理や気道管理まで内容が発展している。嚥下障害の評価(問診、精神機能と身体機能の評価、簡易検査)、嚥下内視鏡検査、保存的治療(口腔ケア、嚥下訓練)と外科治療について概説した。

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