「人」
第12回
竹元 隆洋
1
1指宿竹元病院
pp.2-2
発行日 2020年1月30日
Published Date 2020/1/30
DOI https://doi.org/10.34449/J0078.08.01_0002-0002
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鹿児島で断酒会の結成にかかわり,アルコール依存症治療に取り組んでいたが,ミーティングなどの集団療法だけでは一歩踏み込みが足りないと感じて,「内観療法」を導入したのが1975年であった。その技法と効果を病院のスタッフが身をもって感じ取れるように,1週間の集中内観を1人の男性看護師に体験してもらった。当時まだ創始者である吉本伊信先生も健在であり,直接面接指導を受けて帰ってきた第一声は「内観はすごいですね」という言葉であった。持病の腰痛が内観療法の1週間で治ったというのである。
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