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周産期領域のAIの導入 AIを用いた胎児心臓超音波スクリーニング
松岡 隆
1
1昭和大学医学部産婦人科学講座准教授
キーワード:
AI
,
深層学習(ディープラーニング)
,
胎児心臓超音波スクリーニング
Keyword:
AI
,
深層学習(ディープラーニング)
,
胎児心臓超音波スクリーニング
pp.29-33
発行日 2020年3月31日
Published Date 2020/3/31
DOI https://doi.org/10.34449/J0055.12.01_0029-0033
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2019年は1年を通して人工知能(artificial intelligence;AI)の話を,目や耳にしない日はなかった。しかし,AIは最近の話題ではなく,何度か栄枯盛衰を繰り返している。1950~1960年代が第1次AIブーム(推論探索の時代),1980年代が第2次AIブーム(知識の時代),そして,2000年以降が第3次AIブーム[機械学習および深層学習(ディープラーニング)]である(図1)1)。これまで,AIは,いわゆるプログラミング(if-then:条件から理論を示す)から豊富な知識からの推論へと進んできた。しかし,それらは人が機械に知識や論理を教えた豊富なデータから何かを導き出す手法(機械学習)に過ぎなかった。しかし,ニューラルネットワークをベースにした深層学習は,人から与えられた条件を用いて学習や判断を行ってきた機械学習とは全く異なる学習方法を獲得している。「KEY WORDS」AI,深層学習(ディープラーニング),胎児心臓超音波スクリーニング
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