巻頭座談会 Round-Table Discussion
胎児,新生児,乳児の突然死を巡る最新情報
戸苅 創
1
,
児玉 由紀
2
,
大木 茂
3
,
加藤 稲子
4
1学校法人金城学院長・理事長/名古屋市立西部医療センター・新生児先端医療センター長
2宮崎大学医学部産婦人科学分野教授・総合周産期母子医療センター長
3聖隷浜松病院総合周産期母子医療センター新生児科部長
4三重大学大学院医学系研究科周産期新生児発達医学講座教授
pp.8-16
発行日 2018年8月13日
Published Date 2018/8/13
DOI https://doi.org/10.34449/J0055.10.02_0008-0016
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乳幼児突然死症候群(SIDS)とは,予兆や既往歴がないまま乳幼児に突然の死をもたらす疾患である。わが国ではSIDSは減少しているものの,いまだ乳児の死亡原因の上位を占めていることから,その発症を軽減するための予防対策が強く求められる。一方,胎児や新生児に発生する突然死との関係も不明な点が多く,産科・新生児科と法医や病理の医師との連携についても今後の課題となっている。本座談会では「胎児,新生児,乳児の突然死を巡る最新情報」をテーマに,疾患概念の変遷・整理,それぞれの時期に起こる問題やその予防対策についてご討論いただいた。
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