連載 ドライアイ外来最前線
私のドライアイ診療② ―ほしな眼科クリニック―
保科 幸次
1
1医療法人社団ほしな眼科クリニック 院長
pp.36-37
発行日 2024年4月22日
Published Date 2024/4/22
DOI https://doi.org/10.34449/J0042.19.01_0036-0037
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当院の所在する西宮市は,比較的新しい,活気あふれる街です。阪神・淡路大震災後,主要駅前の再開発により新たなショッピングモールやマンションが建ち並ぶようになり,子育て世代が流入して人口が増加していきました。当院を受診する患者さんも若い世代の受診が多く,午後の診察はほとんど子どもというときもあります。そのなかで,ドライアイ患者さんが占める割合は10~15%です。Visual display terminals(VDT)作業で目が疲れる,かすむ,異物感があるといった不定愁訴で受診する患者さんや,高齢世代では白内障手術後の患者さんにドライアイ治療を提案することが多い印象です。
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