これからの緑内障診療のために
アドヒアランスの改善 第2回 高齢者の点眼指導
内藤 知子
1
1グレース眼科クリニック 院長
pp.38-40
発行日 2024年8月20日
Published Date 2024/8/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0024.01.68_0038-0040
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
現在,わが国は人口の高齢化が急速に進んでおり,2065年には総人口の38.4%が65歳以上の高齢者となる見込みである1).注目すべきは,高齢者が増えるのみならず,高齢者のなかでもより年齢が高い層の割合が増えていく点である(図1).緑内障治療の基本は点眼療法だが,高齢になるほど身体機能や認知機能が低下し,点眼自体が上手く行えなかったり,点眼スケジュールの遵守が難しくなったりする場合がある.本連載第2回では高齢緑内障患者の点眼アドヒアランスに焦点をあて,当院での対策を紹介する.
Medical Review Co., Ltd. All rights reserved.