連載 医学・薬学 人物往来
第5回 日本の医療はどうなるか―2―
中原 仁
1
,
鈴木 康裕
2
1慶應義塾大学医学部神経内科 教授
2国際医療福祉大学 学長
pp.54-58
発行日 2025年9月15日
Published Date 2025/9/15
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.42.03_0054-0058
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中原 本日は、国際医療福祉大学学長 鈴木康裕先生にお越しいただき、日本の医療の未来についてお話をお伺いしたいと思います。日本のユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(Universal Health Coverage:UHC)は、海外において高く評価されています。現実的な問題として、神経内科においては薬の有無で大きく人生が変わるような時代となっており、自身がアジアの学会に役員として参画するなかで、どのようにすれば高いUHCが実現できるのか、議論していきたいと考えています。そこでお伺いしたいのですが、日本のUHCはグローバルスタンダードとして打ち出してよいものか、日本だからこそ実現できているものなのか、先生はどのようにお考えでしょうか。

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