連載 医学・薬学 人物往来
第1回 日本の医療はどうなるか
藤原 康弘
1
,
中原 仁
2
1独立行政法人医薬品医療機器総合機構 理事長
2慶應義塾大学医学部神経内科 教授
pp.50-53
発行日 2024年3月10日
Published Date 2024/3/10
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.41.01_0050-0053
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中原 私は神経内科が専門ですが、神経疾患に対する創薬研究の進歩は目覚ましく、患者さんに多大な恩恵をもたらすことが期待されます。しかしながら、神経疾患に限らず多くの疾患領域の医薬品は欧米で開発されており、海外で使用されている医薬品が日本では未承認という「ドラッグ・ロス」の事態も発生しています。欧米との承認薬に関する格差解消のため、ひいては日本の医療の未来を支えるために、われわれは何をすべきか、PMDA理事長の藤原先生をお迎えしてお話を伺いたいと思います。まず、PMDAの概要についてご紹介をお願いします。
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