学会レポ―ト
第45回日本造血・免疫細胞療法学会総会を終えて
赤塚 美樹
1
1名古屋大学大学院医学系研究科分子細胞免疫学分野 特任教授
pp.38-39
発行日 2023年11月30日
Published Date 2023/11/30
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.40.03_0038-0039
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2023年2月10日(金)~12日(日)に開催いたしました、第45回日本造血・免疫細胞療法学会総会についてご報告させていただきます。私が学会総会長を拝命したのが2020年3月3日でしたので、その後の3年間まさにwithコロナで準備を行い、総会の終了と共に(まだ分かりませんが)最後の大流行が去ったという印象です。学術総会のテーマとして“Let’s get excited about new technologies in transplantation and cell therapy”を掲げており、当初は3年後には現地開催できると信じておりましたので、学術総会の半年前にハイブリッド開催の決定を下した後も、2022年末から始まった最大の第8波のなかで現地開催はできるのかと不安にさいなまれました。蓋を開けてみれば、参加人数は3,571名(うち現地参加2,107名)と全体で過去最多を記録し、また第44回学会総会から9カ月後の開催であったにもかかわらず420題もの演題をご発表いただき、盛会裏に終了することができました。コロナ禍終盤のリバウンドも支援材料だったと考えております。
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