特集 アトピー性皮膚炎 Basic & Clinical, Perspective
アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018の解説
加藤 則人
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科皮膚科学教授
キーワード:
Evidence-based medicine
,
ステロイド外用薬
,
タクロリムス
,
保湿外用剤
Keyword:
Evidence-based medicine
,
ステロイド外用薬
,
タクロリムス
,
保湿外用剤
pp.37-41
発行日 2021年7月20日
Published Date 2021/7/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.39.07_0037-0041
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018は,evidence-based medicine (EBM)の観点から現時点(原則として2015年12月末まで)における文献などをレビューし,日本国内のアトピー性皮膚炎の治療方針における目安や治療の目標など診療の道しるべを示し,診療の現場での意思決定の際に利用されることを想定して作成された1)。臨床現場での最終的な判断は,主治医が患者の価値観や治療に対する希望も十分に反映し,患者と協働して行わねばならない。本稿では,アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018(以下,本ガイドライン)のなかから,治療,特に外用療法の要点を紹介する。「KEY WORDS」Evidence-based medicine,ステロイド外用薬,タクロリムス,保湿外用剤
Medical Review Co., Ltd. All rights reserved.