特集 超高齢社会の健康長寿を脅かす脊椎疾患―最新のトピックス―
【神経障害】腰椎加齢変化による臨床障害の診断プロセス
藤森 孝人
1
1JCHO大阪病院整形外科 医長
キーワード:
腰部脊柱管狭窄症
,
腰椎椎間板ヘルニア
,
画像診断
,
臨床所見
Keyword:
腰部脊柱管狭窄症
,
腰椎椎間板ヘルニア
,
画像診断
,
臨床所見
pp.13-16
発行日 2019年1月20日
Published Date 2019/1/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.37.01_0013-0016
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「私は椎間板ヘルニアではないのでしょうか?」患者に腰部脊柱管狭窄症であると診断を伝えるとこのような質問を受けることがある。専門家以外にとって,整形外科疾患の概念を理解することは難しい。原因の1つに,病名の定義に曖昧な点があること1)や疾患概念に重なりがあることがあげられる。また,画像上の異常所見があっても,症状がない,もしくは軽微であることがある。特に放射線科医の脊椎MRI画像読影では,その性質上当然であるが,わずかな変性所見や神経圧迫も指摘される。しかし,このような画像所見は病的意義が少ないことも多く,実際の症状とすり合わせて解釈する必要がある2)。「KEY WORDS」腰部脊柱管狭窄症,腰椎椎間板ヘルニア,画像診断,臨床所見
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