特集 自己抗体から紐解く小児疾患
Ⅱ.各論:自己抗体がかかわる疾患
抗NMDA受容体脳炎
高橋 幸利
1
,
平松 泰好
1
,
池田 裕亮
1
1国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター小児科
キーワード:
抗NMDA受容体脳炎
,
NMDA受容体抗体
,
卵巣奇形腫
,
メチルプレドニゾロン
,
リツキシマブ
Keyword:
抗NMDA受容体脳炎
,
NMDA受容体抗体
,
卵巣奇形腫
,
メチルプレドニゾロン
,
リツキシマブ
pp.1593-1597
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001980
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SUMMARY
▷先行症状期,急性期,回復期,後遺症期からなる経過の理解が重要である.
▷脳炎発病症状は,成人は辺縁系症状が,奇形腫のない小児例は非辺縁系症状が多い.
▷奇形腫切除は有効で,対症治療に始まり,1次免疫治療,2次免疫治療と進む.
▷1次免疫治療としてメチルプレドニゾロンパルス治療が行われることが多い.

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