特集 発生から考えてみよう! 早産児診療の諸問題とその対応
Ⅰ.早産児に関する知識のまとめ
発生学的な生育・成育限界
中西 秀彦
1
1北里大学医学部附属新世紀医療開発センター先端医療領域開発部門新生児集中治療学
キーワード:
生育限界
,
臓器成熟
,
超早産児
,
長期予後
Keyword:
生育限界
,
臓器成熟
,
超早産児
,
長期予後
pp.757-762
発行日 2025年7月1日
Published Date 2025/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001694
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SUMMARY
▷周産期医療の進歩により22週児の生存率も向上している.
▷各臓器の成熟度には個体差があり,救命と予後を左右する.
▷肺,脳,腎,心の発達は週数ごとに異なり臨床管理に影響する.
▷特に22~26週では臓器未熟性が強く,合併症や後障害のリスクが高い.
▷小児科医には,臓器どうしのかかわりをふまえた全身を見通したケアが求められる.

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