特集 これからのガイドラインの読み方,使い方
Ⅱ.国内のガイドラインから考える
アレルギー
アトピー性皮膚炎
山本 貴和子
1
,
大矢 幸弘
1,2,3
1国立成育医療研究センターアレルギーセンター
2名古屋市立大学大学院医学研究科環境労働衛生学分野
3藤田医科大学医学部総合アレルギー科
pp.154-162
発行日 2025年4月20日
Published Date 2025/4/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001570
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Summary
■『アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024』(2021からおもに新薬などを追加,大幅変更なし)を活用する.
■基本の治療は外用療法で,ステロイド外用薬に変更はない.寛解増悪をくり返す症例や中等症以上では寛解維持期にはプロアクティブ療法を行う.
■全身性の分子標的薬が販売されているが,まずは外用治療の見直し,患者教育を行う.外用療法がしっかり併用できない限り,これらの薬剤の出口戦略は困難となる.

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