特集 これからのガイドラインの読み方,使い方
Ⅱ.国内のガイドラインから考える
総論
診療ガイドラインの成り立ちを考える
鹿島田 健一
1
1国立成育医療研究センター内分泌・代謝科
pp.58-63
発行日 2025年4月20日
Published Date 2025/4/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001556
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Summary
■診療ガイドラインは,医療利用者と提供者の意思決定を支援するために,診療上に,益と害のバランスを勘案して,最適と考えられる推奨を提示する文書である.
■その歴史はエキスパートオピニオンからEBM(科学的根拠に基づく医療)への移り変わりでもある.
■最も重要な点として中立性とその担保であり,その1つとしてCOIの開示は必須である.
■医療を支える基盤をなすと同時に,医療のあり方そのものの縮図でもある.

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