特集 臓器別に斬る小児の感染症 最適な抗菌薬の選択と期間とは?
Ⅱ 各論
6 呼吸器
百日咳
岡田 賢司
1,2
1福岡看護大学
2福岡歯科大学医科歯科総合病院予防接種センター
pp.132-137
発行日 2024年10月20日
Published Date 2024/10/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001293
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サマリー
1 感染臓器:
呼吸器
2 想定する微生物:
百日咳菌
3 提出すべき検査:
培養,遺伝子検査(PCR法・LAMP法・その他),抗原検査(イムノクロマト法)
4 経験的治療:
マクロライド系抗菌薬
5 標的治療:
エリスロマイシン,クラリスロマイシン,アジスロマイシン
新生児へのマクロライド系薬の投与は注意が必要
6 治療効果判定:
特有の咳が消失,または適切な抗菌薬療法が終了する
7 Oral switch:
基本的には経口抗菌薬で治療
8 治療期間:
アジスロマイシン:5日,クラリスロマイシン:7日,エリスロマイシン:14日,ST合剤:14日
9 参考となる成書やガイドライン:
文献1)
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