特集 成長曲線を書こう
Ⅲ.成長曲線は すぐれた検査法!
心理社会的問題
菅原 大輔
1
1自治医科大学附属さいたま医療センター小児科
キーワード:
deprivation short stature
,
成長ホルモン分泌不全性低身長
,
non-organic failure to thrive
,
被虐待児症候群
Keyword:
deprivation short stature
,
成長ホルモン分泌不全性低身長
,
non-organic failure to thrive
,
被虐待児症候群
pp.1387-1391
発行日 2023年11月1日
Published Date 2023/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000761
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SUMMARY
▷愛情遮断症候群は栄養障害よりも心身のストレスにより,身長増加不良が生じる.
▷愛情遮断症候群では成長曲線でいくつかパターンがあり診断に有用である.
▷成長ホルモン分泌不全性低身長と鑑別が困難なことがある.
▷愛情遮断症候群は器質的疾患を除外したうえで診断すべきである.
▷症例により初診時で判別できないこともあるため,検査で異常がなくても継続的にフォローが必要である.
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