特集 知っておきたい!女性医学のトピック14
【Ⅲ.ヘルスケア】
9.尿失禁と腟弛緩に対するハイブリッドフラクショナルレーザー(diVa)の臨床応用
梁木 富美子
1
1医療法人村尾産婦人科クリニック
キーワード:
腹圧性尿失禁
,
腟弛緩
,
FemTech
,
ハイブリッドフラクショナルレーザー
,
diVa
Keyword:
腹圧性尿失禁
,
腟弛緩
,
FemTech
,
ハイブリッドフラクショナルレーザー
,
diVa
pp.542-546
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001702
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要旨
腹圧性尿失禁や腟弛緩は,出産や加齢に伴う骨盤底機能障害の一症状として多くの女性に認められるが,その影響は身体的・心理的・社会的に多面的である.従来治療には保存療法と外科的治療があるが,前者は効果が限定的であり,後者は侵襲性が高く適応が限られる.この治療ギャップに対し,近年注目されているのがFemTech領域に属するエネルギーベース治療である.
本稿では,ハイブリッドフラクショナルレーザー(diVa®)の臨床応用について,自施設での治療経験をもとに検討した.diVa®はEr:YAG(2,940nm)とDiode(1,470nm)の2波長を同時照射するレーザーデバイスであり,上皮層と粘膜固有層にエネルギーを与えることで組織再生を誘導する.症例報告の治療結果では,軽度~中等度の腹圧性尿失禁に対し有効性と安全性が確認された.
今後,骨盤底リハビリテーションやホルモン療法との併用による統合的治療モデルの確立が期待される.

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