特集 パッとわかる! すぐ使える! 産婦人科検査マニュアル
第1章 周産期
19 血液凝固・線溶関連検査
森川 守
1
1関西医科大学産科・総合周産期母子医療センター
pp.111-116
発行日 2026年3月24日
Published Date 2026/3/24
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001613
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●産科DICの診断には,フィブリノゲン値の低下,ならびにFDP値の上昇またはD-dimer値の上昇が必要である.なお,それらの値は生理学的に妊娠後期には妊娠初期や中期に比べ上昇する.
●遺伝性血栓性素因(アンチトロンビン,プロテインC,プロテインSの欠乏症)合併妊娠では妊娠前(~妊娠中)に抗原値と活性値の低下の有無により型分類し,妊娠中~分娩後は活性値の推移(低下)に留意する.
●血友病A〔血液凝固第VIII因子(F-VIII)欠乏〕ならびに血友病B〔血液凝固第IX因子(F-IX)欠乏〕,フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand disease:vWD)〔フォン・ヴィレブランド因子(von Willebrand factor:vWF)欠乏〕合併妊娠では,妊娠後期に各因子活性が生理学的に約20%上昇することに留意する.

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