特集 産婦人科の大ピンチずかん
【Ⅱ.婦人科領域での大ピンチ】
9.子宮筋腫摘出術の大ピンチ
石川 博士
1
1千葉大学大学院医学研究院産婦人科学
キーワード:
子宮穿孔
,
びまん性子宮平滑筋腫症
,
レルゴリクス
Keyword:
子宮穿孔
,
びまん性子宮平滑筋腫症
,
レルゴリクス
pp.409-415
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001571
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ポイント
・筋層内筋腫の摘出で子宮内腔に穿破したときは,縫合糸が内腔に露出しないよう整復する.
・筋層縫合時に子宮マニピュレーターを縫い込んでしまった場合,縫合糸の緊張を解除し抜去を試み,抜去後に子宮鏡で子宮内腔を確認する.
・子宮鏡下手術で子宮穿孔をきたしたときは,腹腔内から穿孔部位を確認し修復の可否を判断する.
・びまん性子宮平滑筋腫症の完全摘出は難易度が高く,症例経験の豊富な施設で行うことが望ましい.
・術中出血対策として術前の自己血貯血と術中筋腫周囲への希釈バソプレシン液の局注,開腹手術では子宮頸部のターニケットによる駆血を行う.
・術前にレルゴリクスを使用し,筋腫の縮小と月経停止を得てから手術に臨む.

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