特集 婦人科外来診療レベルアップ―病状の評価分類と治療指針―
8.PMSとPMDDの評価法と指針
武田 卓
1
1近畿大学東洋医学研究所
キーワード:
DSM-5
,
症状日誌
,
PMDs
Keyword:
DSM-5
,
症状日誌
,
PMDs
pp.1345-1348
発行日 2023年12月1日
Published Date 2023/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000482
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要旨
月経前症候群(PMS)とその重症型である月経前不快気分障害(PMDD)の病因は完全には解明されておらず,症状による評価・診断が行われている.最近は,両者を連続的に捉えるpremenstrual disorders(PMDs)の疾患概念が主流となってきた.排卵に伴う性ホルモンの変動や脳内伝達物質であるセロトニンの関与が有力であり,薬物治療に使用されるOC・LEPや選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)は,これらを標的とするものである.
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