特集 検体検査のポイントとピットフォール 診察室にこの1冊
B.確定診断に用いる検査
1.骨髄像[血液学的検査]
北中 明
1
1川崎医科大学検査診断学
pp.176-180
発行日 2025年3月24日
Published Date 2025/3/24
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001252
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Summary
1.骨髄像は,骨髄穿刺によって得た骨髄液の塗抹標本を形態学的に観察する検査である.
2.造血器腫瘍や非腫瘍性血液疾患,その他の原因による造血系の量的・質的異常が疑われる場合に骨髄穿刺を行い,骨髄像を観察する.
3.造血細胞における各成熟段階の細胞の割合,形態異常の有無,異常細胞の出現などを評価する.
4.検査の対象となる疾患に応じて,特殊染色や染色体検査,遺伝子検査,細胞表面マーカー検査などを同時に実施する.

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