特集 2025年問題を乗り越える! 健康長寿社会に向けた疾患予防と治療戦略
健康長寿社会の実現に向けた治療戦略
認知症治療の最前線
篠原 もえ子
1
,
小野 賢二郎
1
1金沢大学医薬保健研究域医学系脳神経内科学
キーワード:
Alzheimer病
,
アミロイドβ蛋白
,
軽度認知障害
,
疾患修飾薬
Keyword:
Alzheimer病
,
アミロイドβ蛋白
,
軽度認知障害
,
疾患修飾薬
pp.989-992
発行日 2024年8月1日
Published Date 2024/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000905
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Headline
・Alzheimer病は認知症の原因疾患の約70%を占め,わが国における2025年時点の有病者数は約330万人にのぼると推計されている.
・Alzheimer病の原因はアミロイドβ蛋白(A)およびリン酸化タウ蛋白(T)の脳内蓄積と続いて生じる神経変性〔(N)〕であり,それらを反映するバイオマーカーが取り入れられたAT(N)分類がAlzheimer病の診断に用いられている.
・Alzheimer病による軽度認知障害および軽度認知症の疾患修飾薬として,わが国では抗アミロイドβプロトフィブリル抗体であるレカネマブが2023年9月に承認された.
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