特集 フレッシャーズからベテランまで いま知りたい心房細動治療
リズムコントロール
アブレーションの適応と注意点
徳田 道史
1
1東京慈恵会医科大学葛飾医療センター循環器内科
キーワード:
心房細動
,
カテーテルアブレーション
,
レートコントロール
,
リズムコントロール
,
1st line therapy
Keyword:
心房細動
,
カテーテルアブレーション
,
レートコントロール
,
リズムコントロール
,
1st line therapy
pp.81-86
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000559
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Headline
・心房細動に対してカテーテルアブレーションを含めた早期のリズムコントロールを行うことにより,心房細動再発のみならず,心血管死,脳卒中,心不全入院を減らせる可能性がある.
・現行のガイドラインで心房細動に対するカテーテルアブレーションのClass I適応は薬剤抵抗性の症候性発作性心房細動のみであり,薬剤抵抗性を確認する前の症候性発作性心房細動はClass IIaである.
・持続性,長期持続性の症候性心房細動に対するカテーテルアブレーションの適応は,それぞれClass IIa,Class IIbである.
・近年,薬剤抵抗性を確認する前の症候性発作性心房細動に対するカテーテルアブレーション(1st line therapy)の良好な成績が示されており,次回のガイドライン改訂では,Class IIAからClass Iに格上げされる可能性がある.
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