特集 心筋炎・心膜炎,感染性心内膜炎を診る,治す
心筋炎を診る,治す
心筋炎の心臓MRI検査
石田 正樹
1
1三重大学大学院医学系研究科放射線医学
キーワード:
急性心筋炎
,
T1/T2マッピング
,
ECV
,
遅延造影MRI
,
Lake Louise Criteria
Keyword:
急性心筋炎
,
T1/T2マッピング
,
ECV
,
遅延造影MRI
,
Lake Louise Criteria
pp.1301-1307
発行日 2023年10月1日
Published Date 2023/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000429
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Headline
1 急性心筋炎の診断に必要な心臓MRI撮影プロトコルは,シネMRI,T2強調画像,遅延造影MRIである.パラメトリックマッピングが可能な施設では,T2マッピング,造影前後のT1マッピングとECV計測を追加する.
2 T2を基準とした画像(T2強調画像またはT2マッピング)で陽性,かつ,T1を基準とした画像(遅延造影MRI,native T1,ECVの少なくとも1つ)で陽性である場合,急性心筋炎と診断される(2018年改訂版Lake Louise Criteria).
3 心臓MRIは心筋炎の病態のモニタリングや予後評価にも有用である.
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