臨床例
非典型的な内容物により術前診断し得なかった虫垂貯留囊胞の1例
森園 剛樹
1
,
岡田 真誠
1
,
稲葉 由樹
1
,
深井 隆弘
1
,
飯原 久仁子
2
,
渡辺 俊之
1
1大森赤十字病院外科
2大森赤十字病院検査部病理
キーワード:
虫垂囊腫
,
虫垂粘液囊胞性腫瘤
,
貯留囊胞
,
mucocele
Keyword:
虫垂囊腫
,
虫垂粘液囊胞性腫瘤
,
貯留囊胞
,
mucocele
pp.695-698
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000268
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虫垂囊腫は,通常内腔に粘液を貯留し,それにより虫垂の一部または全体が囊胞状に拡張した所見を呈する病態の総称である.画像所見上,囊胞内部はCTで水濃度,MRIのT2強調像で高信号を示すことが一般的である.本症例は非典型的な内容物により異なる所見を呈し,同様の報告はなく,まれと考えられたため若干の考察を含めて報告する.
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