特集 ポストコロナ時代の感染症診療
第VII章 ポストコロナ時代のトピックス
1 COVID-19のわかったこと,これから解明されるべきこと
森 伸晃
1
,
三鴨 廣繁
1
1愛知医科大学医学部臨床感染症学講座
pp.366-370
発行日 2023年3月23日
Published Date 2023/3/23
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000196
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Summary
1.COVID-19のパンデミック以降,驚異的なスピードで診断法や治療薬,ワクチンが開発されてきた.
2.ウイルスは変異を繰り返しており,今後新たに出現し得る変異株の動向や特性について注視していく必要がある.
3.COVID-19は多彩な症状を示すが,一部の患者で罹患後症状があり,病態の解明や治療法の確立が望まれる.
4.ワクチン接種による感染予防効果は限定的であるが,重症化予防が示されている.今後ブースターの回数や間隔については検討していく必要がある.
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