特集 ポストコロナ時代の感染症診療
第II章 感染症診療各論
[7]泌尿器・生殖器感染症
3 無症候性細菌尿
加藤 英明
1
1横浜市立大学医学部血液・免疫・感染症内科
pp.176-179
発行日 2023年3月23日
Published Date 2023/3/23
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000151
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Summary
1.無症候性細菌尿とは症状がないにもかかわらず,尿中に細菌が検出される状態のことをいう.
2.一般的には抗菌薬治療の対象ではなく,スクリーニングの尿培養も行わない.
3.妊婦,泌尿器科的処置の前,腎移植後1か月以内は上部尿路感染症や菌血症へ進展する可能性があり,スクリーニングの尿培養検査と抗菌療法を行う.
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