特集 ポストコロナ時代の感染症診療
第II章 感染症診療各論
[2]中枢神経感染症
1 髄膜炎
椎木 創一
1
1沖縄県立中部病院感染症内科
pp.57-62
発行日 2023年3月23日
Published Date 2023/3/23
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000126
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Summary
1.髄膜炎は重篤な緊急疾患であるが起因菌や合併症が多様であり,慎重な診断が必要である.
2.治療の早期開始が予後改善のための最重要ポイントであり,速やかに検体確保をして必要な検査を行い,起因菌を想定して絞り込んだエンピリック治療を開始する.
3.治療開始後も意識状態や神経所見を繰り返し確認し,脳炎等の合併がないか注意を払う.
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