特集 外来通院患者に行う検査,計画的にきちんと実施できていますか?
個別疾患・生活習慣編
糖尿病
比嘉 盛丈
1
,
島袋 充生
2
1豊見城中央病院
2福島県立医科大学糖尿病内分泌代謝内科学講座
キーワード:
糖尿病
,
スクリーニング
,
診療ガイドライン
Keyword:
糖尿病
,
スクリーニング
,
診療ガイドライン
pp.181-186
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000048
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1 厚生労働省から発表された「2017年患者調査の概況」によると,糖尿病の通院患者数は2014年の前回調査より12万人強増加があり,約330万人となった1).
2 これら糖尿病患者は主に生活習慣病や一部の癌などをターゲットとした画一的な健康診断は受診しているものの,「糖尿病の合併症」という観点に主眼をおいた網羅的なリスク管理やスクリーニング検査が十分に実施されていない可能性がある.
3 糖尿病性網膜症のように直接的な合併症だけではなく,糖尿病患者に伴いやすい併存症にも焦点を合わせ,定期的にスクリーニングすべき項目とその目的,適切な検査方法,望ましい間隔2,3)などを検討する必要がある.
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