企画の言葉

　本来，どんな時代も子どもの価値は不変なはずですが，少子高齢化時代に子どもの貴重性は高まっているといわれています。「産めよ，殖やせよ」の大号令が社会に轟いた時代がありました。戦争を控え，戦闘員や産業人口の確保が目的でした。最近は，「異次元の少子化対策」とプロパガンダされています。人口構成の多数層である高齢者を支える生産人口の確保が目的に聞こえます。社会が子ども対策を唱えるとき，子どもの現状も未来も芳しくないのが相場です。