特集 知っておきたい血栓予防療法のエッセンス
抗血栓薬の調整による出血副作用のコントロール 術前の抗血栓薬休薬
藤川 貴久
1
1平成紫川会小倉記念病院 外科
キーワード:
Antithrombins
,
Warfarin
,
出血
,
術前管理
,
消化器外科
,
抗血栓剤
,
血小板凝集阻害剤
,
診療ガイドライン
,
待期的手術
,
緊急手術
,
血液凝固因子Xa阻害剤
,
休薬
Keyword:
Antithrombins
,
Hemorrhage
,
Fibrinolytic Agents
,
Elective Surgical Procedures
,
Practice Guidelines as Topic
,
Platelet Aggregation Inhibitors
,
Digestive System Surgical Procedures
,
Warfarin
,
Preoperative Care
,
Factor Xa Inhibitors
pp.499-504
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2022155481
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<Headline>1 抗血栓薬服用患者では、周術期に出血性合併症と血栓塞栓症の2つの相反するリスクを管理する必要がある。2 非心臓外科手術の各術式における明確なエビデンスをもとにした抗血栓薬管理のガイドラインは示されておらず、管理法も施設間でのばらつきが大きいのが現状である。3 抗血栓薬の周術期管理については機序に応じた一元化された管理を行うべきで、抗血小板薬はアスピリン単剤術前継続、ワルファリンは直接経口抗凝固薬(DOAC)置換またはヘパリン置換、DOACは術前短期休薬のみで管理を行う。
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