特集 知っておきたい血栓予防療法のエッセンス
各種血栓予防療法 下肢動脈血栓症予防
榛沢 和彦
1
1新潟大学 医歯学総合研究科先進血管病・塞栓症治療・予防講座
キーワード:
下肢
,
血栓塞栓症
,
抗凝固剤
,
動脈硬化症-閉塞性
,
血小板凝集阻害剤
,
HMG-CoA Reductase Inhibitors
,
心房内血栓症
,
末梢動脈疾患
Keyword:
Hydroxymethylglutaryl-CoA Reductase Inhibitors
,
Arteriosclerosis Obliterans
,
Anticoagulants
,
Platelet Aggregation Inhibitors
,
Thromboembolism
,
Peripheral Arterial Disease
,
Lower Extremity
pp.493-497
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2022155480
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<Headline>1 下肢動脈血栓症には塞栓性と血栓性がある。2 塞栓性は心原性と非心原性があり、心原性血栓は心房細動が多く、非心原性血栓は大動脈・腸骨動脈の粥腫・血栓が多い。3 血栓性は動脈硬化性で緩徐に進行することが多いが、プラーク破綻すると急性閉塞して重症虚血肢の原因にもなる。4 塞栓性の血栓予防では心房細動の抗凝固療法による血栓予防が重要である。5 血栓性の血栓予防では抗血小板薬による血栓予防が重要であり、スタチンの不安定性プラークの安定化・破綻予防なども重要である。
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