特集 かかりつけ医からみた糖尿病診療
糖尿病の基礎知識 糖尿病診療における先進デバイスの活用
澤木 秀明
1
,
廣田 勇士
,
村田 敬
1澤木内科・糖尿病クリニック
キーワード:
Insulin
,
インスリン注入システム
,
血糖
,
血糖自己測定
,
糖尿病
,
無拘束モニタリング
,
家庭医
Keyword:
Blood Glucose
,
Blood Glucose Self-Monitoring
,
Insulin Infusion Systems
,
Insulin
,
Monitoring, Ambulatory
,
Physicians, Family
,
Diabetes Mellitus
pp.275-281
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2022138868
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<Headline>1 まず、自施設がどこまで高度で複雑な糖尿病治療に対応するかを決める必要がある。2 持続血糖測定器(CGM)は皮下の組織間液のブドウ糖濃度を測定し、専用のアルゴリズムで推測されるおおよその血糖値を表示する。3 CGMを使用中の患者において、新しい血糖コントロール指標(TIR、TBR、TAR)の活用が注目されている。4 FreeStyleリブレ(アボットジャパン)は必要に応じて従来の血糖自己測定(SMBG)と併用する必要がある。特に高血糖に対してインスリンを増量する必要があるときは、SMBGで実測血糖値を確認することが医療安全上、望ましい。5 インスリンポンプは、生理的なインスリン分泌を模倣するために使用される小型のシリンジポンプで、超速効型インスリンを持続的に皮下注入する。CGMと一体型の機種もある。
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