特集 くわしく知ろう小児の機能性消化管疾患
小児機能性消化管疾患の治療 過敏性腸症候群の治療 多方面からの治療
星 雄介
1
,
虻川 大樹
1宮城県立こども病院 総合診療科・消化器科
キーワード:
食事療法
,
過敏性腸症候群
,
生活指導
Keyword:
Diet Therapy
,
Irritable Bowel Syndrome
pp.1221-1226
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2023033779
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
▼過敏性腸症候群は予後良好な疾患である。しかし、症状が長期化し、治療に時間を要することも多い。▼病因は多岐にわたり、治療も生活指導、食事指導、薬物療法、心理的要因・背景への対応など様々である。▼1つの治療に固執せず、様々な治療を組み合わせ、患児が最も困っている症状を改善していくことを目標にする。▼また症状が改善しない場合には、適切な評価を行い、器質的疾患を除外することを念頭におく。▼心理社会的因子の強い場合には、臨床心理士や児童精神科医の介入が必要となる。
Copyright© 2022 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.