特集 血液・腫瘍疾患、急ぐべきときは「今」-oncologic emergencyを知ろう
血液・腫瘍疾患発症時の症状とその対応 腫瘍出血
小松 秀吾
1
,
照井 慶太
,
菱木 知郎
1千葉大学 大学院医学研究院小児外科学
キーワード:
Wilms腫瘍
,
肝臓腫瘍
,
出血
,
神経芽腫
,
腹部腫瘍
,
肝芽腫
Keyword:
Hemorrhage
,
Liver Neoplasms
,
Abdominal Neoplasms
,
Hepatoblastoma
,
Neuroblastoma
,
Wilms Tumor
pp.819-822
発行日 2022年7月1日
Published Date 2022/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2022248118
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▼腫瘍出血はoncologic emergencyの重要な一要因であり、小児のショックを伴う急性腹症においては頻度としては低いものの鑑別として常に考える必要がある。▼腫瘍出血の治療では、保存的治療のみでの管理が困難と判断される場合には速やかに外科治療へ移行する必要があり、そのことを念頭においた準備をしておくべきである。▼小児に対するinterventional radiologyは低侵襲で有用な止血手段であるが、手技の難しさや合併症のリスクなどから熟達した技術と慎重な手技が要求される。
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