特集 小児神経検査マニュアル
症状・疾患からみた検査のすすめ方 自閉スペクトラム症
星野 恭子
1
1昌仁醫修会瀬川記念小児神経学クリニック
キーワード:
注意欠如・多動症
,
強迫症
,
睡眠-覚醒障害
,
知覚過敏
,
自閉症スペクトラム障害
Keyword:
Attention Deficit Disorder with Hyperactivity
,
Hyperesthesia
,
Autism Spectrum Disorder
,
Obsessive-Compulsive Disorder
,
Sleep Wake Disorders
pp.759-765
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2022184592
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▼ASDの検査は、年齢依存性の症状の評価を行い、適切な治療ストラテジーを考える必要がある。▼乳児期の睡眠覚醒リズムの発達の評価や、乳幼児異常行動歴は乳幼児期の早期の症状の評価に有用である。▼原因検索の評価は精神運動発達遅滞を示す疾患に準じる。▼ASDは脳幹症状から広範囲な皮質症状、自律神経症状を呈することから社会性生活、学習、日常生活全般に支障をきたす。言語化しにくい訴えをなるべく拾い上げ、できるだけ早く適切な対応をしたい。そして、保護者や本人の負担を減らしたい。
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