各検査の目的と方法 神経筋超音波検査

▼神経筋疾患の診断に対して超音波検査が行われるようになってきており、末梢神経の肥厚や筋の輝度変化を簡便に捉え、診断の補助検査として利用されている。▼正常の末梢神経の短軸像では、神経上膜に相当する部分が高輝度hyperechoic rimとしてみられ、そのなかに円または楕円形の構造物がみられるfascicular patternを呈する。▼末梢神経における超音波検査では、神経腫大やエコー輝度を評価する。▼筋での超音波検査では、筋の大きさや面積･体積の評価は困難であり、おもに筋線維のエコー輝度で評価を行う。