特集 透析関連の整形外科疾患-病態と治療-
透析患者の手根管症候群・肘部管症候群に対する内視鏡治療
吉田 綾
1
,
奥津 一郎
1取手北相馬保健医療センター医師会病院 整形外科
キーワード:
Beta 2-Microglobulin
,
関節鏡法
,
血液透析
,
再発
,
外科的止血
,
尺骨神経
,
手根管症候群
,
腎不全-慢性
,
正中神経
,
肘部管症候群
,
軟部組織
,
横手根靱帯
,
手根管解離術
,
神経剥離術
,
透析アミロイドーシス
Keyword:
Arthroscopy
,
beta 2-Microglobulin
,
Carpal Tunnel Syndrome
,
Kidney Failure, Chronic
,
Hemostasis, Surgical
,
Renal Dialysis
,
Median Nerve
,
Recurrence
,
Ulnar Nerve
,
Cubital Tunnel Syndrome
pp.460-467
発行日 2019年5月19日
Published Date 2019/5/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2019218302
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透析患者の手根管症候群、肘部管症候群は透析アミロイドーシスに起因するため、自然軽快が困難で手術療法が必要である。特に手根管症候群では再発が問題となるため、再発を見据えた治療計画が必要である。肘部管症候群では絞扼可能部位が数ヶ所存在するため、適切に除圧を行う必要がある。筆者らはUniversal Subcutaneous Endoscope(USE) systemを用い、健常組織損傷を最小限とした手術療法(鏡視下手根管開放術・神経剥離術)を行っているので、その実際について述べる。
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