特集 発生学から考えてみよう!小児の先天疾患
十二指腸狭窄(輪状膵)
牧 ゆかり
1
,
山口 隆介
,
世川 修
1東京女子医科大学 小児外科
キーワード:
Down症候群
,
病的狭窄
,
十二指腸疾患
,
出生前診断
,
腹部X線診断
,
輪状膵
Keyword:
Duodenal Diseases
,
Constriction, Pathologic
,
Prenatal Diagnosis
,
Down Syndrome
,
Radiography, Abdominal
,
Annular Pancreas
pp.1077-1081
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021292924
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●十二指腸狭窄は、新生児期に嘔吐・腹満などを認める先天性疾患である。●十二指腸狭窄の発生機序には、再開通障害説・血行障害説・輪状膵などが考えられている。●輪状膵は先天性疾患であり、十二指腸を全周性または部分的に膵組織が取り巻いている。●十二指腸狭窄は胎児診断されることも多く、double bubble sign様のエコー像が特徴的である。●十二指腸狭窄に対する手術として、代表的なものにダイヤモンド吻合がある。
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