特集 発生学から考えてみよう!小児の先天疾患
横隔膜ヘルニア、臍帯ヘルニア
岡崎 任晴
1
,
三上 敬文
1順天堂大学医学部附属浦安病院 小児外科
キーワード:
横隔膜
,
血液循環
,
臍ヘルニア
,
器官形成
,
呼吸療法
,
腹壁
,
ヘルニア縫合術
,
横隔膜ヘルニア-先天性
Keyword:
Blood Circulation
,
Diaphragm
,
Hernia, Umbilical
,
Respiratory Therapy
,
Herniorrhaphy
,
Hernias, Diaphragmatic, Congenital
,
Abdominal Wall
,
Organogenesis
pp.1069-1075
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021292923
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●横隔膜ヘルニアと臍帯ヘルニアは、発生学的に胎生4週頃に始まる体壁(胸壁、腹壁)と体腔(胸腔、腹腔)の形成異常が原因である。●両疾患とも多くの症例で胎児超音波検査にて出生前診断が可能である。●横隔膜ヘルニアは肺低形成と新生児遷延性肺高血圧の病態を呈し、特殊な呼吸循環管理を要する。●臍帯ヘルニアは4つの病型に分類され、各々特徴的な病態を有する。
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