特集 小児栄養UP to DATE
II.小児栄養に関する最近の話題 子どもの疾患と腸内細菌叢
山本 陽子
1
,
永田 智
1東京女子医科大学 小児科
キーワード:
アレルギー
,
炎症性腸疾患
,
下痢
,
発達障害
,
尿路感染症
,
肥満
,
便秘
,
プロバイオティクス
,
生活習慣病
,
過敏性腸症候群
,
消化管微生物叢
,
小児の健康
Keyword:
Probiotics
,
Developmental Disabilities
,
Hypersensitivity
,
Obesity
,
Gastrointestinal Microbiome
,
Child Health
,
Inflammatory Bowel Diseases
,
Constipation
,
Diarrhea
,
Urinary Tract Infections
,
Irritable Bowel Syndrome
pp.897-903
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021246810
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●ヒトの腸内細菌叢は、乳児期早期に決定し、その後の健康に影響を与える可能性がある。●乳児のおもな腸内細菌であるビフィズス菌は、酢酸などの短鎖脂肪酸を産生して腸内環境を守っている。●小児期からの腸内細菌叢のバランス不良は、アレルギー、生活習慣病などの原因になりうる。●プロバイオティクスは、小児において下痢、アトピー性皮膚炎、過敏性腸症候群などの予防に効果が証明されている。
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