症例報告
川崎病罹患後に感音難聴を発症した2歳男児例の報告
河田 奈々子
1
,
岸部 峻
,
榊原 裕史
,
三浦 大
1東京都立小児総合医療センター 総合診療科
キーワード:
結核-髄膜
,
聴力検査
,
難聴-感音性
,
川崎病
,
脳幹聴覚誘発電位
Keyword:
Audiometry
,
Mucocutaneous Lymph Node Syndrome
,
Hearing Loss, Sensorineural
,
Tuberculosis, Meningeal
,
Evoked Potentials, Auditory, Brain Stem
pp.1377-1380
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020397697
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2歳男児。結核性髄膜炎に罹患し、急性期治療後に聴力正常と評価されていた。発熱6日目に川崎病と診断され、治療後速やかに軽快したが、第51病日に両側性感音難聴を指摘された。川崎病の好発年齢は言語発達に重要な年代で、難聴により言語発達遅滞をきたし得るため、聴力異常に注意する必要がある。
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