特集 小児の学際的な睡眠医療 基礎から臨床をつなぐ
最新の小児睡眠医療を行うために 小児期の過眠症
本多 真
1
1東京都医学総合研究所 精神行動医学研究分野
キーワード:
ナルコレプシー
,
鑑別診断
,
睡眠過剰
,
ポリソムノグラフィー
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Narcolepsy
,
Polysomnography
,
Disorders of Excessive Somnolence
pp.1341-1347
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020397691
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●小児の過眠は多動症状や集中困難といった多彩な表現型を呈する場合がある。●過眠や過眠関連症状を呈する小児は非常に多いが、原因が多彩なため鑑別診断が重要である。●ナルコレプシーは居眠りの反復と特異な情動脱力発作により積極的に診断可能である。●小児のナルコレプシー発症期には非定型な症状(情動脱力発作など)を呈する場合がある。●特発性過眠症における病的過眠判定法として、24時間の総睡眠時間の遷延が採用された。
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