特集 NICU卒業生の予後と診療のポイント
先天異常・染色体異常 18トリソミー症候群
西 恵理子
1
,
古庄 知己
1大阪府立病院機構大阪母子医療センター 遺伝診療科
キーワード:
家族
,
小児の発達
,
吸い込み行動
,
摂食
,
母乳栄養
,
予後
,
リハビリテーション
,
トリソミー18症候群
Keyword:
Breast Feeding
,
Child Development
,
Trisomy 18 Syndrome
,
Family
,
Prognosis
,
Rehabilitation
,
Eating
,
Sucking Behavior
pp.1177-1181
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020360831
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●他の染色体異常症と同様に起こりやすい症状・合併症の早期発見・治療、療育を目的とした健康管理が大切である。児の1日1日の経過とともに、出生前・後、退院前・後と家族の考えや思いも変わることがある。考えや思いが整理されていくなかで、家族がとる様々な選択が1度きりでも1つでもないことを医療者が理解しておくことが大切である。●入院中から栄養や発達(遊び)への介入・工夫を家族と考えることはNICU卒業後への大事な土台となる。●予後不良という言葉のイメージが先行し、子どもの誕生や育ちへの喜びを感じることを妨げることのないようなサポートが重要である。
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