特集 研修医と指導医に贈る 小児科学研究・論文のススメ
活躍する小児科physician-scientistsの研究 勤務医編 小児がんにおけるbedとbenchをつなぐ橋渡し研究
滝田 順子
1
1京都大学 大学院医学研究科発達小児科学
キーワード:
神経芽腫
,
融合癌遺伝子タンパク質
,
白血病-リンパ腫-T前駆細胞リンパ芽球性
,
Anaplastic Lymphoma Kinase
,
PU.1転写因子
,
小児癌
Keyword:
Oncogene Proteins, Fusion
,
Neuroblastoma
,
Anaplastic Lymphoma Kinase
,
Precursor T-Cell Lymphoblastic Leukemia-Lymphoma
,
Proto-oncogene Protein Spi-1
pp.961-968
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020295413
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●小児がんの治療成績は向上したものの、依然として再発・難治例は予後不良。●小児がんの長期サバイバーの増加に伴い、重篤な晩期障害が問題となっている。●難治性神経芽腫の治療標的ALKを同定した。●小児T細胞性急性リンパ性白血病で検出した新規SPI1融合遺伝子は悪性度と関連する。●有効な治療法がない患者を研究によって救えることは大きな喜びにつながる。
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