特集 たかが便秘、されど便秘-小児の便秘を科学する
薬を使わない治療(非薬物治療) 手術が必要な便秘とは
世川 修
1
1東京女子医科大学 小児外科
キーワード:
Hirschsprung病
,
鎖肛
,
痔核
,
宿便
,
消化器外科
,
便秘
,
慢性疾患
,
直腸切除
,
痔核切除
,
Pull-Through法
,
肛門括約筋温存術
,
粘膜脱症候群
Keyword:
Hirschsprung Disease
,
Fecal Impaction
,
Chronic Disease
,
Constipation
,
Proctectomy
,
Hemorrhoids
,
Digestive System Surgical Procedures
,
Anus, Imperforate
,
Hemorrhoidectomy
pp.781-786
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020265392
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●小児慢性機能性便秘症診療ガイドラインでは、外科治療の必要性として、(1)内科治療に対する反応が不良もしくは無効の場合、(2)内科治療ではQOLの改善が困難な場合、(3)部分的腸管拡張など腸管形態異常が持続する場合、となっている。●しかし、実臨床で慢性機能性便秘症に対して外科治療が必要とされる頻度は非常に少ない。●慢性機能性便秘症に伴う肛門・直腸合併症や外科的・内科的基礎疾患が原因である便秘症には、手術的治療が必要となることがある。
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