特集 たかが便秘、されど便秘-小児の便秘を科学する
薬を使わない治療(非薬物治療) プロバイオティクス治療は効くのか
安東 亜希子
1
,
鏑木 陽一郎
1東京女子医科大学 小児科
キーワード:
蠕動
,
便秘
,
慢性疾患
,
プロバイオティクス
,
消化管微生物叢
Keyword:
Probiotics
,
Gastrointestinal Microbiome
,
Chronic Disease
,
Constipation
,
Peristalsis
pp.771-775
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020265390
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●プロバイオティクスは、腸内環境を変化させることで整腸作用を示すと考えられる。●成人領域で、慢性便秘の治療薬としてエビデンスをもつものは、Lactobacillus caseiの特定の菌株などに限られている。●小児の機能性便秘に対するプロバイオティクス単独の効果については、現在のところ明確なエビデンスには至ってない。
Copyright© 2020 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.