特集 外陰疾患A to Z
感染症 性器ヘルペス
野口 靖之
1
,
嶋津 光真
1愛知医科大学病院 周産母子医療センター
キーワード:
抗ウイルス剤
,
再発
,
陰部ヘルペス
,
投薬計画
Keyword:
Drug Administration Schedule
,
Herpes Genitalis
,
Antiviral Agents
,
Recurrence
pp.27-30
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022071429
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免疫クロマト法によるヘルペスウイルス抗原検出キットは、保険適用を有するが検出感度が90%程度であるため、検査結果より臨床診断を優先して処方を開始する。治療は抗ウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビル)の経口薬や注射薬による全身投与が第一選択となる。外用薬を用いた局所療法は、臨床効果が乏しく海外では推奨度が低い。頻回に再発をくり返す場合は、再発抑制療法(バラシクロビル)や早期短期治療(PIT、ファムシクロビル)を検討する。難治症例は、梅毒やHIV感染症の合併を考慮する。
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