特集 卵巣Up to Date
早発卵巣不全
高江 正道
1
,
鈴木 直
1聖マリアンナ医科大学 産婦人科学
キーワード:
エストロゲン代償療法
,
骨髄細胞
,
変異
,
原発性卵巣不全
,
生殖補助技術
,
評価基準
,
間葉系幹細胞移植
,
多血小板血漿
Keyword:
Bone Marrow Cells
,
Estrogen Replacement Therapy
,
Primary Ovarian Insufficiency
,
Mutation
,
Platelet-Rich Plasma
,
Reproductive Techniques, Assisted
,
Mesenchymal Stem Cell Transplantation
pp.935-939
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021278879
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
早発卵巣不全はホルモン低下による諸症状のほか難治性不妊症をきたすことから、QOLを大きく障害する疾患である。近年の遺伝子検査の発展により、原因となる遺伝子が次々に報告されている一方で、生殖医療としては有効な治療法が確立されていない。近年報告されている新規治療法としては、卵胞活性化療法、多血小板血漿、骨髄由来幹細胞治療などがあるが、今後さらなる安全性と治療成績の検証が必要である。
Copyright© 2021 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.